伊香保温泉「石段の湯」(いしだんのゆ)は歴史もある公共の日帰り温泉施設です。
温泉特徴
カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物温泉 (薄い褐色) 透明度約40cm
pH6.4 成分総計 1.28g/kg
加温有、加水なし、消毒なし、源泉掛け流し
露天風呂のみ
シャワー流し放題型(水圧普通)、シャンプー・リンスイン
温泉クチコミ情報
源泉は伊香保温泉の本線総合湯(混合泉共同配湯) 44.3℃の湯が、引き湯されている日帰り専門の温泉。
温泉ソムリエより一言
伊香保温泉の発見は1900年前とも言われ自然湧出8箇所であったが、湯量増加を目的に、昭和23年~34年に6本の温泉井掘削をした結果、自然湧出の旧源泉は湯量低下などで使用不能となった為、現在は1.2.4.5.6号泉の掘削井を混合し総合湯本線として引湯している。湯量は旧源泉だけの時と変わらず約5000リットル/毎分。
3号泉は水位調査井、5号泉は伊香保露天風呂施設のちょっと下流にある飲泉所用として活用されている。
伊香保温泉「石段の湯」は、伊香保温泉に宿泊して、伊香保温泉のパンフレットの10%割引券も使用可能。
温泉施設情報
伊香保温泉の温泉旅館に注がれている昔ながらの温泉を堪能できる日帰り温泉施設。
内湯のみだが、黄金の湯を楽しめる。
脱衣所ロッカーはカゴ式だが、100円が戻らないロッカー有。
無料駐車場は石段の下の辺り、数箇所にあるので、石段を散策しながら行ける。
訪問時料金
大人410円 (8%税込)、小学生200円
石段の湯の駐車場
石段の湯の専用駐車場は下記の地図ポイント地点となりますが、10台です。
満車の時には付近にある伊香保温泉の観光用駐車場に止めても問題ありません。
伊香保温泉の歴史
伊香保温泉は「都市計画」遺跡だったんです。
【温泉都市計画第1号の街・伊香保温泉 (群馬県渋川市伊香保町)】
~実は「信玄の隠し湯」じゃぁない、勝頼の都市計画でした~
▼温泉県(自称)ぐんまを代表する「伊香保温泉」です。
榛名山の東麓、温泉街の中央に伊香保神社に向って360段の石段が延々と続きます。
伊香保温泉は万葉集や古今集などにも登場する、非常に古い温泉地。
▼長篠の戦い(1575年)で敗れた武田勝頼が真田昌幸に命じて作らせた。
湯本より温泉を導き、石段を造って中央に湯樋を伏せ、左右に整然と区画されたそれぞれの屋敷に引湯して、温泉宿を経営しました。
こうして石段坂を中心に、当時としては異色の温泉街が形成され、今日に至りました。
▼ 当初温泉宿は、源泉の近くにありましたが、合戦による多数の負傷者の治療のため、広い現在の場所へ移転しました。
この時、山上に湧きだしている温泉を効率よく宿に供給するために、石段と温泉街が計画的に作られたと言われています。
▼明治時代に入ると御用邸がもうけられ、また徳冨蘆花の著書「不如帰」の舞台となったことで「伊香保温泉」の名が全国に知られるようになり、政財界人・文人・外国人の避暑地として栄えました。
(歴史寄稿:柳生聡)
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