JR北海道の日帰り温泉でしたが、平成27年2月28日に閉館となりました。
入浴時の記録だけ残しておきます。
泉質:ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉
pH7.6
成分総計:1.797g/kg
薄い茶褐色
加温有・掛け流し
露天風呂あり
リンス・シャンプー類設置なし
シャワー(流し放題型・圧力強い)
■温泉クチコミ情報
JR北海道の関連会社・JR函館開発運営する大沼公園のレジャー施設で、2002年4月27日に開業した日帰り温泉施設。
当然無人駅だが函館本線に温泉名の「駅」もつくってしまい、流山温泉駅から歩いて5分となっている。
建物は世界的に有名な石の彫刻家・流政之の設計。
内湯は広めで温泉がオーバーフローしている。日本全国広しと言えども、温泉の浴室内の柱に本格的な彫刻が施されているのはなかなか珍しい。
露天風呂も広めだが、石の囲いがあり、余り展望はよろしくない。でも、温泉はとても良い。
カラン(洗い場)にはオリーブ石鹸のみが設置されており、シャンプー類はない。シャンプー類は受付でリンスインシャンプー30円を購入するか、別途持参する必要有。
なお、普通はある「鏡」が洗い場にはない、これは、温泉は入浴を楽しむ場であり、体を洗うところではないと言う彫刻家・流政之の意向によるもの。
ただし、設置されてるオリーブ石鹸は天然成分100%で、実は髪の毛も洗うことができると言うことを付け加えておく。
※写真は施設HPより拝借 (温泉供給される前の写真)
■温泉ソムリエより一言
毎分400リットル湧出する源泉を加水なし・消毒なし・循環なしの放流式の掛け流しで湯舟に注いでいる。
源泉温度が45.6℃なので寒いときなどには加温があると考えられるが、消毒は銀イオン方式で安易に塩素を使用していないところが評価できる。
透明度のあるペットボトルのお茶色と同じ薄い茶色の温泉水で、非常に細かい茶色の粒子が水中を漂っている。
■施設
玄関を入ると左側に靴箱がある。箱式と無料のカギ付と2種類。受付で入浴料を支払う。
レストランだけ利用したい場合は、その旨伝えれば入浴料は不要。
脱衣所はカゴ式と無料のカギ式の2種類。暗めの照明で、湯治場雰囲気を出している。ドライヤーやベビーベット有。
建物内にレストラン「停車場」があり、食事もしっかり取れる。
また、建物脇には津軽海峡線を走っていた客車を使用した休憩室がある。
その他、広大な敷地内にはパークゴルフ、彫刻公園、キャンプ場、森の散策路などがあり、温泉以外の楽しみ方もできる。
温泉施設と一緒に開業した流山温泉駅には、200系新幹線も2両展示されており、北海道への早期新幹線整備を宣伝している。
関東料金と比べると少し高い程度だが、道南の温泉は銭湯価格の所が多いので、料金が高く感じる。なお、冬季は地元の方向けに低料金回数券があるようだ。
■訪問時料金
大人料金(中学生より)800円
子供料金(小学生)400円
幼児料金0歳~幼稚園児 無料
■お勧め近隣観光
なんと言っても活火山である駒ケ岳を望む「大沼観光」をしつつ、この温泉にも入るのが良い計画だろう。
タクシーや車でないと移動が大変かと思うが、大沼公園では夏には観光船、冬には凍った湖をソリなどで観光もできる。
函館旅行記に写真も残しているのでご覧頂けるとうれしい。
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