北海道のウトロ温泉ではお勧めの宿のひとつです。
源泉名:赤澤温泉
深度:620m
湧出量:261リットル/分(動力揚湯)
泉質:ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉
pH6.7
成分総計5.942g/kg
源泉名:しれとこ温泉(6・9・11・12・13号混合)
泉質:ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉
pH6.7
成分総計8.970g/kg
温泉特徴:淡黄緑色
加温なし・加水なし
循環あり(露天は掛け流し)
露天風呂あり
混浴なし
貸切風呂なし
リンスはシャンプー別タイプ
シャワーは節水型・圧力普通
ベビーバスあり
施設印象は旅館で宿泊中心
温泉クチコミ情報
源泉温度は57.1度、若干塩分を感じる温泉です。
内湯は循環式ですが、オーバーフローも多いので湯量が豊富なのが分かります。
露天風呂は掛け流しと表記されていました。
ただし、赤澤温泉とウトロ温泉事業協同組合の2つの源泉が、どの浴槽に注がれているのかは、よく分かりませんでした。
※写真は施設HPより拝借
温泉ソムリエより一言
ウトロ温泉の大規模旅館の多くは循環式ですが、知床プリンスホテルの場合、露天風呂が掛け流しになっています。
普段、都市部に住んでいる者にとっては、夜は星がとてもキレイです。
日帰り入浴
午後15時から20時までは原則として日帰り入浴が可能です。
大人1000円(税別)、お子様500円(税別)です。
バスタオル・フェイスタオルの貸出は、別途108円となります。
ただし、混雑日などには日帰り入浴の中止、時間変更を行う場合があるとの事です。
施設
世界遺産の知床半島「ウトロ」にて、知床グランドホテル北こぶし、知床プリンスホテル風なみ季、知床夕陽のあたる家の3軒を運営し、全室禁煙が売りでもある、知床北こぶしグループの温泉旅館です。
客室全室と1階ロビーにて、無料Wi-fiが利用可能で、回線も混雑することなく繋がりました。
コインランドリーもあり、洗濯機3台・乾燥機3台、洗剤は別途ですが売店でも販売しています。
ウトロ温泉バスターミナルからは電話をすれば、無料送迎があります。
お子様向けに、キッズスペース「あそびの森」も設置されています。
客室は消臭スプレーあり、テレビはBS映りませんでした。
トイレはオシュレットです。
売店は、買い物時、部屋付け可能です。
大浴場には部屋からタオル類の持参が必要です。
脱衣所ロッカーは、カギ式です。
髭剃りは風呂場入口にありました。
夕食バンキングは、単なる食べ放題ではなく「五香鍋」と言う、テーブルに小型の鍋に火をつけて頂けるものもあります。
野菜やうどんなど、自分好みの鍋の食材で頂けるお好み鍋ブッフェは、非常に良いアイデアだと思いますが、あまり旅館に宿泊したことが無い方は、戸惑うかも知れません。
野菜があふれるほど、てんこ盛りの方がいましたが、それだと「ふた」ができないですよ。(^-^)
カニ・イクラといった北海道料理の定番は出ませんので、コスト的に内容には若干不満が残りますが、色々な試みは、かなり好印象です。
従業員の教育が徹底されているな?と言う印象で、元気な挨拶と笑顔が、しっかりできています。
よく第一印象が大切だと言いますが、クルマを玄関先に向けますと、係員が2人もいて、大きな声の誘導と来館したことへのお礼も深々と頭を下げておられました。
最近では、ここまで丁寧な出迎えは無いです。
朝食バイキングにしても、普通の旅館やホテルですと、係員さんは比較的静かにお客様が食べている様子を見ているような感じが多いです。
しかし、知床プリンスホテルでは、お客さまがレストランに入るたびに「おはようございます」と言うのを、受付の係員だけでなく、フロアにいる係員さんが遠くにいても「全員」が「おはようございます」と大きな声であいさつなさっています。
また、バイキングと言えども、従業員の数も十分にいますし、ロビーもひと昔前と言うよりは現代風の雰囲気で、深夜にも電気代をケチらずに照明をそのまま明るくしていますし、そのような意味ではお金をかけるところには、しっかりとお金をかけています。
なんでも、風なみ季の場合、冬季には80日間ほど休館するらしく、その間、社員さんは30日以上連続で休みも撮れるとの事。
寮の家賃も1万円で食事代は無料と言いますし、良い従業員が確保できて初めて、よいおもてなしができると言う考え方なのだと存じます。
そのため、黙っていても観光客がたくさん来る知床の旅館と言う事で、あまり期待はしていなかったのですが、とても良い滞在ができました。
基本的に、良い旅館と言うのは、ホームページの作りも、至れり尽くせりですが、知床グランドホテルも同様でして、お勧めできる北の宿でございます。
そうそう、朝食バイキングは10分くらいフライニングしても大丈夫そうです。
アクセス
女満別空港からレンタカーで約1時間30分でウトロに到着します。
女満別空港より「知床エアポートライナー」利用の場合も約2時間20分です。
釧路空港からはレンタカーで約180km、3時間30分となります。
他にも札幌駅からのウトロに行く夜行バス(予約制)も運行されています。
また、バスで宇登呂にお越しいただいた場合、現地の定期観光バスで知床五胡などを巡ることも可能です。
定期観光バスや、夜行バス「イーグルライナー」は、宇登呂温泉街のホテル知床・知床プリンスホテル・知床第一ホテル・知床グランドホテルにも寄ってくれます。
下記でしたら、往復の航空機と旅館や、レンタカーなどのセット料金にて割引での旅行予約も可能です。
時間が許せば、ウトロ港から出向する「知床観光船」もお楽しみください。
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