一言特徴:実は源泉掛け流しも有
泉質:アルカリ性単純温泉
pH9.0
成分総計0.2877g/kg
温泉特徴:無色透明
加温・循環式
露天風呂あり
リンスはシャンプーINタイプ
シャワーは流し放題型・圧力強い
施設印象:公共日帰り温泉施設系
食事提供あり(高い)
■温泉
内湯・露天とすべての浴槽に加水なし・消毒有の温泉を供給している。
内湯は高温風呂、中温風呂（バイブラ装置付）、圧注浴（超音波発生装置付）の3主浴槽で循環式。さらに、ボタンを押すと流れるうたせ湯もある。
サウナは3～5名ほどの小さなもので約90℃の設定だった。水風呂もあるが、実はこの水風呂が源泉掛け流し。表立って掛け流しとは宣伝していないが、冷たい源泉を加温・循環せずに、そのまま供給しているのがここでは水風呂で、公共施設でありながら低温でも源泉掛け流しを提供するという心意気には感服する。僅かに白濁しており、温泉らしい臭いもした。
露天風呂は循環式で定員3～4名の岩風呂だが、湯の溢れも多く、正面に山肌が見えるので気持ちよい。
洗い場は銭湯風で、小生はこのような造りは好みである
※写真は施設HPより拝借
■温泉ソムリエより一言
源泉名「檜原温泉数馬の湯」は、地下1200mより25.1℃の温泉が毎分27リットル湧出。
湯舟には湯口より数十分置きに、ドバドバと源泉投入が行われている模様。
最初「薪」を使用して加温しているため、お湯が大変柔らかく感じる。
ホウ酸？らしき浮遊物も若干ある、多摩の山間部特有の単純泉だ。
■施設
1996年開館の公共日帰り温泉施設。コンクリート建て公民館のような建物玄関に入り、左側に100円不要の靴ロッカーがある。靴の鍵を受付に提出し、入浴料を支払いし、脱衣所ロッカー鍵兼清算バーコードをもらう。
標高約650mにあるこの「数馬」の地名は、1338年頃の台南北朝時代に南朝に破れてこの地に土着した、八王子本拠の横山党小野氏系の中村氏（中村数馬、小野氏経）に由来する。その後、戦国時代には甲斐・武田滅亡の際に逃れてきた武田家臣も土着したようだ。
受付近くには地元のお土産物類の販売もあり、森の風（もりのぷう）製造のパンも売られていた。
食堂は休憩室を兼ねている。メニューは少なめだが、冷凍物ばかりではなく、手作りの料理を提供している。席について係員さんを呼び、注文して、テーブルまで持って来てくれて、食後は下げてくれる一般形式。精算はロッカー鍵兼の清算バーコードで後払い。
食堂の隅を仕切って、ゴロ寝できる区画あり。別の休憩場所に整体やアカスリなどはないが、200円10分マッサージ機あり。
現在は時間制限なしで1日滞在可能となったが、タオル無料貸し出しはなくなったので、タオル類持参しよう。
小生が訪れた際には、観光バスのツアー客や、付近の山を登った登山客がひっきりなしに訪れていた。穴場は午前中だろう。JAF割引が利用可能。
あとで知ったのだが、ちっょと離れたわかりにくい場所に温泉スタンドもあるらしい。
■訪問時料金
大人料金(中学生より)820円
子供料金(小学生)410円
0歳～幼稚園児まで無料
■子供ポイント
幼稚園児まで無料なのはうれしい。
食事処ではカレー系のお子様ランチあり。
浴室内は滑りやすいので走らないように注意願いたい。
■アクセス
JR五日市線の終点・武蔵五日市駅から、西東京バス「数馬行」で約60分。温泉センター下車目の前、徒歩1分。バス本数注意。特に土日は本数が少ない模様。
車の場合、圏央道のあきる野ICから車で1時間10分、中央自動車道の上野原ICから車で50分だが、こちらの甲武トンネルを抜ける経路は坂やカーブがきつい。
無料駐車場42台で、駐車場の奥には湧き水がある。
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